1店舗からスタートし、3年後に2店舗目、その3年後に3店舗目と、少しずつ事業を拡大してきました。複数店経営で面白いのは、店舗の立地によって戦略が大きく変わるところです。例えば、松陰神社駅前店では新鮮な野菜や果物を販売しています。コンビニというよりはスーパーマーケットの感覚で通ってくれるお客様が多く、店舗の客層に合わせた企画を展開しています。
（楠本竜生オーナー）

　私がメインで担当している大蔵六丁目店は、以前、競合のコンビニがすぐ近くにあったんです。売上を上げるには、差別化をしないといけない。そこで、お客様からの人気も高いファストフード（焼き鳥や唐揚げなど）に力を入れました。その効果もあってか、売上は右肩上がりでアップ。ローソン・スリーエフ内でも常に上位のファストフード売上を達成しています。
（楠本大生店長）

　SVさんは経営のパートナーとして、常に近くでサポートしてくれます。私の目が行き届かない部分もしっかり見てフォローしてくれるので本当に助かっています。一緒に企画を考えることも多く、以前カップラーメンの割引キャンペーンを行った時は、売上の伸長率が東京の店舗で2週連続1位を記録するなど、大きな利益につながりました。
（楠本竜生オーナー）

　クルーの成長を見られるのも、オーナーのやりがいの一つです。オーナー業は決して一人ではできません。店長をはじめ働いてくれるクルーのおかげで店舗を運営できますし、いいお店を作るには不可欠な存在です。クルーも家族の一員という気持ちで接し、「楽しんで働ける職場」を目指しています。
（楠本大生店長）

　お客様の7～8割は近所に住む常連です。会話をすることも多いですし、夏の暑い日に来られた高齢のお客様には椅子を出して休んでいただくこともあります。近所でお祭りがあった際には店頭で焼き鳥や飲み物を売るなど、地域とのつながりを強く感じます。
（楠本竜生オーナー）

　コンビニは道を聞かれることも多いです。以前、高齢の女性が道を尋ねに来店され、クルーが丁寧に道順を教えました。その後また来店されて、今度は携帯電話のマップの使い方も教えました。後日、本部にそのお客様からお礼の電話があり、表彰状をいただきました。誰かの役に立つ。誰かに感謝される。そんな出来事や出会いがあるたび、この仕事に喜びと誇りを感じます。
（楠本大生店長）